仕事と育児の両立

【実は寝てもムダだった】ワーママが疲れたと感じるのは脳のせい?意外な原因と3つの解決策

こんにちは!
3姉妹子育て中の会社員ママ、たまきです。

「仕事と育児の両立でバタバタ、もう限界…」
「ワーママ生活、疲れた…」

そんなふうに感じること、ありませんか?

仕事に育児に家事。
ワーママにはやらなきゃいけないことがたくさんあって、ゆっくり休む時間なんてなかなか取れないですよね。

気づいたら「疲れた」「しんどい」が口ぐせになっている…
そんな方も多いのではないでしょうか?

この記事では、

  • ワーママが「疲れた」と感じる意外な理由
  • 疲れた気持ちを軽くする3つの解決法

を紹介します。

「今の生活に疲れた、もうしんどいな…」
と感じているワーママは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

毎日ヘトヘト…ワーママが疲れる本当の原因とは?

ワーママの毎日は、仕事に育児に家事に、やることが盛りだくさん。
溜まった疲れを取ろうとしっかり寝ても、イマイチすっきりしない…。

「なんでこんなに疲れてるんだろう?」と感じること、ありませんか?

実はその疲れ、体力の問題だけではないんです。

寝ても疲れが取れない?脳のエネルギーを奪う「決断疲れ」

ワーママは、仕事と家庭の両方で、物事を「決める」場面が多くなりがちです。

たとえば仕事では

  • 今日中に終わらせるタスクの優先順位をどうしよう?
  • 今朝、子どもがちょっと具合悪そうだったな…保育園から呼び出しがあったら、どうスケジュール調整しよう?

家庭では

  • 今夜の夕飯はどうしよう?冷蔵庫にあるもので足りる?
  • 夕食作りの途中で子どもが泣き出した…このまま料理を続けられるかな?先に抱っこしとく?

ひとつひとつは小さな決断でも、積み重ねると、脳はどんどんエネルギーを消耗します。

これは心理学でも「決断疲れ(decision fatigue)」と呼ばれ、集中力や気力、感情のコントロールまで影響を受けることがわかっているんです。

決断疲れがひどくなるとどうなる?

仕事でも家庭でも「決めること」に追われているワーママは、実は管理職のビジネスマンよりも決断回数が多いほど。

1日に何千回、何万回と選択や決断を積み重ねると、脳がオーバーヒートしてしまいます。

その結果、「家事がめんどくさくなる」「仕事でケアレスミスが増える」という状態になってしまうんです。

  • 寝たはずなのにスッキリしない
  • 気力が湧かず、イライラしやすい
  • 何もしてないのに「もう疲れた」と思う
  • ささいなことで子どもやパートナーに怒ってしまう

これは、体力ではなく「脳の余白」がなくなっているサインです。

こういったときには、決断疲れを疑いましょう。

決断疲れを悪化させる2つの背景

さらに、ワーママの生活には、決断疲れを悪化させやすい要素が詰まっているんです。

常に時間に追われる日々

ワーママの一日は、スケジュールがぎっしり。

保育園への送りから始まり、仕事、家事、寝かしつけ…と、ノンストップで動き続けているような感覚の人も多いのではないでしょうか。

この「終わらない感」「焦り感」が決断の余裕を奪い、ますます脳を消耗させる原因になります。

「ちゃんとしなきゃ」のプレッシャー

「母親として、家事も育児もしっかりやりたい」
「子どもがいるからって、仕事で周りの人に迷惑をかけたくない」

まじめで頑張り屋な人ほど、「ちゃんとしなきゃ」と自分にプレッシャーを与えてしまいがち。

そして、何をするにも「間違った選択をしたら大変」と決断の機会が増え、脳の負担がさらに大きくなります。

「疲れたな…」と感じると、つい肉体的な疲れをイメージしてしまうもの。

一日中忙しい、自分の時間が取れない、というのはもちろん疲労の原因になります。

でも、脳の疲れについては、意外と見落とされがちなんです。

決断疲れのメカニズムについては、ニューヨーク・タイムズの記事『決断疲れに悩まされていませんか?』(英語)で詳しく解説されています。

頑張り過ぎるお疲れワーママが陥りやすいNG習慣とは?

疲れの原因がわかったところで、頑張り屋のワーママがついやってしまいがちなNG行動も知っておきましょう。

何でも完璧にやろうとする

「仕事も育児も家事も、しっかりやらなきゃ!」と頑張りすぎるのは危険です。

時間も体力も限られている中、自分ひとりですべてを完璧にこなすことはできません。

「全部頑張らないと」という気持ちが強いと、「頑張りたいのに、全然できない…」と理想とのギャップに苦しみ、自己肯定感が下がってしまうことも。

人にうまく頼れない

「自分が頑張ればいいから」「迷惑をかけたくないから」と、周囲を頼らずに一人で抱えこむのも良くありません。

周りの人も気づいていないだけで、頼めば意外と手を貸してくれるものです。

自分ひとりで溜め込んでいると、だんだんと「何で私ばっかり」「誰もわかってくれない」と考えるようになり、負のループに陥ってしまいます。

時間があるなら家事をする

忙しいワーママ生活ですが、たまにちょっとした自由時間ができることもありますよね。

そんなとき、自分のために時間を使わず、家事をしてしまうのも実はNGです。

ついつい溜まっていた家事を片づけたくなる気持ちはとてもわかりますが、「自分時間」を作ることも重要。

常に「誰かのため」に時間を使っていると、「自分が楽しいと感じること」「自分がやりたいこと」がわからなくなってしまいます。

今日からできる!疲労困憊ワーママを救う3つの解決法

ここでは、「もう疲れた…」と感じるワーママの疲労を少しでも軽くする3つの解決法を紹介します。

どれも今日からすぐに試せる、小さな仕組みや考え方のコツです。

忙しくても実践できるものばかりなので、できそうなものから取り入れてみてくださいね。

決断しなくていい仕組みをつくる

ワーママの生活には「決断」の場面が多すぎて、それが脳のエネルギーを奪い、疲れを感じさせる原因になっています。

脳を休ませるためには、「決断しなくていい仕組み」をつくることが大切です。

例えば

📍平日の服装は3パターンのコーディネートで固定
→服選びの時間をなくし、朝の貴重な10分を節約!

📍保育園の持ち物リストを壁に貼る
→「何が必要だっけ」と頭を使わず、目で確認すればOK!

📍お迎え→お風呂→ごはん→寝かしつけ、を毎日同じ順にする
→ルーティン化で「次どうしよう」と判断せずに済む

📍洗剤・日用品は“定期便”やまとめ買いでストック管理を自動化
→在庫を意識し「そろそろ買おうかな?」と考えなくて良くなる

📍「子どもが体調不良になったとき」の対応フローを夫婦で決めておく
→「どっちが仕事休む?」などバタバタ決めずに済み、ストレス軽減

このように、仕組みを事前に用意しておくことで、決断の回数を減らすことができ、脳を休ませることができます。

「やらないこと」を決める

頑張り屋のワーママは、ついつい「やるべきこと」が多くなりがち。

その中から、あえて「やらないこと」を決めましょう。

例えば

☑️「溜まった洗濯物を畳まなきゃ…」
→洗濯物は畳まない。人数分カゴを用意して、そこに放り込めばOK。

☑️「早起きして朝食を作らなきゃ…」
→朝食は作らない。パンとヨーグルト、バナナで毎日固定。

など、「ここまでなら手抜きOK」というラインを決めて、そこまで徹底的に「やらない」ことにしましょう!

最初は「え、これやらなくていいの…?」と思うかもしれませんが、楽できるところは、楽していいんです!

「やらないこと」を繰り返し決めることで、どんどん効率化のアイデアが浮かぶようになってきます。

パフォーマンスを上げるために人に頼る

「周りに迷惑をかけないようにしなきゃ」と思っているワーママは、人に頼るのに罪悪感を抱く場合もあります。

でも、実は「人に頼ったほうがパフォーマンスが上がる」ケースが多いんです。

☑️ 家の掃除に手が回らず、汚れが目に入るたびいつもイライラ
→家事代行を依頼することで心に余裕ができ、笑顔のママに家族も幸せ

☑️ 子どもの体調不良で早退することが多く、誰に引き継げばいいか毎回悩む
→急な早退・休みを前提に、常に自分が抱えている仕事をチームで共有。
いざという時もスムーズに引き継げる

というように、家庭でも職場でも、「自分ひとりでやらなきゃ」を手放したとき、むしろ物事がうまく進むことがあります。

人に頼ることは甘えではなく、パフォーマンスを上げる手段なんです。

私自身、もともとは人に頼るのが苦手で、ひとり抱え込むタイプ。
ですが、家事代行を依頼したことで仕事のパフォーマンスも家族関係も良くなった経験があります。

詳しくは「【実体験】共働き世帯こそ試すべき|ワーママが家事代行で夫婦円満を手に入れた話」の記事でお話ししているので、よかったら読んでみてください。

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大変な生活はいつまで続く?ワーママが楽になるタイミングと考え方

毎日のワーママ生活に疲れ、「このしんどい日々はいつまで続くの…?」と先の見えない不安を感じる方も多いですよね。

ここでは、先輩ママたちの声を参考に、子どもの年齢を基準にして、ワーママ生活が楽になる時期と流れを紹介します。

とにかくハードな0〜2歳

多くのママが口を揃えて言うのは「0〜2歳は本当に大変!」ということです。

0〜1歳だと夜泣きや夜間授乳があり、まとまった睡眠を取れないという悩みがありますよね。
また、この時期は親がすべてお世話をしないといけないので、目が離せません。

少しできることが増えてくる2歳は、自我が芽生えるイヤイヤ期。

ちょっとしたことで子どもの逆鱗に触れ、「靴履くだけで、どうしてこんな時間かかるの…」と天を仰ぎたくなることも。

子どもが0〜2歳のころは、とにかく体力的にハードな期間です。

3歳ごろから少しずつ楽に

子どもが3歳を過ぎると、多くのママが「少し楽になったかも」と感じ始めます。

身の回りのことを少しずつ自分でできるようになり、親の負担が軽くなるのが理由の一つです。

イヤイヤ期を抜け、コミュニケーションも取りやすくなるので、ママも精神的に余裕が生まれてきます。

「小1の壁」で再び負担がピークに

しかし、小学校入学を前に、「小1の壁」と呼ばれる新たな課題が現れます。

学童の預かり時間が短い、宿題チェックなどの親の負担が増えるなど、保育園との違いが仕事と育児の両立の課題になる、というものです。

子どもの小学校入学のタイミングで、働き方を変えたいと考える人もいるほど、小学校低学年もワーママの負担のピークといえます。

小1の壁の乗り越え方については、こちらの記事でもお伝えしています。

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10歳ごろ〜手がかからなくなる

では、本当にワーママが楽になるのはいつなんでしょうか?

家庭状況によって差がありますが、一般的には子どもが10歳ごろ(小学校高学年)になると、かなり手がかからなくなると言われています。

身の回りのことはほぼ自分でできるようになり、留守番も可能に。

とはいえ、このころになると中学校受験や思春期の悩みなど、また別の心配事が出てくる可能性も。

子どもの成長とともに必ず楽になる

子育てしていると、次々に新しい課題や悩みが現れ、「何歳になれば完全に楽になるよ!」とは言い切れません。

ですが、体力的なしんどさは、子どもの成長にともなって確実に軽くなっていきます。

夜泣きはだんだんと減っていきますし、毎日の保育園送迎もいずれ必要なくなるもの。

永遠に続くと思うと辛いですが、この生活がずっと続くわけではありません!

だからこそ、「今が一番しんどいときで、疲れていても当たり前なんだ」と考え、自分を責めずに力を抜きながら、この時期を乗り切ることが大切です。

まとめ|頑張り屋さんのワーママへ

仕事に育児に家事と、毎日大変ですよね。
そんな中で頑張っているのは、本当にすごいことです!

でも、まじめで頑張り屋だからこそ、必要以上に疲れを溜めこんでしまうことも。

「疲れた」「しんどい」という言葉が浮かぶようになったら、ぜひ今回の「疲れを軽くする3つの解決法」を試してみてください。

  • 決断の回数を減らす仕組みをつくる
  • 「やらないこと」を決める
  • パフォーマンスを上げるために人に頼る

これらを試すことで、日々の疲れはだんだんと軽くなっていくはずです。

「子育ての時期はあっという間だった」
「振り返ればあの時期が一番幸せだった」

と周りから言われることもありますが、私たちは「今」疲れていて、大変なんですよね。

だからこそ、この記事をきっかけに、あなたの日々の疲れが少しでも楽になれば嬉しいです。

いつかワーママ生活が楽になる日まで、自分のことも大事にしながら、一緒に前に進んでいきましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!